Notes DBでJava Agentを作成する

NotesのDB上でJavaプログラムを実行するためにはJava Agentを作成する必要がある。LotusScriptのAgentと同様Applicationエクスプローラーの[Code] - [Agents]から作成できるが、どうやらDomino DesignerではJava Agentを作成するとAgent単位でプロジェクトを作成する仕様になっているらしく、作成後にパッケージエクスプローラで見るとエージェント単位でプロジェクトが作成されているのが確認できる。

ここで重要なのがデフォルトのDesigner設定ではJavaのコンパイラがJava1.2用でコンパイルしてしまうということである(JDKバージョン1.3, JVMバージョン1.2)。

JDK1.3だとアサーション(JDK1.4~)やジェネリッククラス(JDK1.5~)、可変長引数(JDK1.5~)が使えないためDomino Designerの設定を変更してコンパイルするJavaのバージョンを変更しておくのがよい。

Javaのコンパイルオプションを変更するためにはDesingerのNotes.iniファイルに以下のオプションを追加する。

JavaCompilerTarget = 1.5  (R8.0.x)
JavaCompilerTarget=CurrentJavaVersion (R8.5.x)

上記を追加してDesignerを再起動するとJava AgentのJDKバージョンが変更される(R.8.0.xは1.5に、R8.5.xは1.6になる)。

参考ページ:
IBM - Lotus Notes/Domino における Java 実行環境とその問題判別について