IBM Sametime 8.5.2をIBM Domino 9サーバに導入する方法

Sametime 9からアーキテクチャが大幅に変わり、1台のサーバでサービスを提供するのが難しくなってしまった。

そこで、Domino 9のサーバに強引にSametime 8.5.2をインストールしてみたので
その手順をメモしておく。

まず、導入環境は以下のとおり。

  • サーバ
    • Windows server 2012 R2 (Hiper V環境の仮想サーバ)
    • IBM Domino 9.0 (既存ドメインの追加サーバとして導入)
    • IBM Sametime 8.5.2 IFR1
     
  • クライアント
    • IBM Notes 8.5.2/9.0 組み込みクライアント


以下手順

  1. 既存Notesドメインにサーバを追加
  2. 1.のサーバIDを使ってDomino 8.5.2をセットアップ
    ※Domino9ではSametime 8.5.2のインストーラのバージョン確認で引っかかるため
  3.  Sametime 8.5.2およびIFR1をインストール
  4. Dominoサーバを9.0にアップグレード
  5. Windows firewallでSametime用のポートを解放 (デフォルトはTCP1533)
  6. Sametime.ini (Dominoサーバのインストールフォルダにある)で以下のパラメータに値を追加
    • VPS_ALLOWED_LOGIN_TYPESにNotes 9組み込みクライアントの番号を追加
    • ついでにVPS_PREFERRED_LOGIN_TYPESにも同じ番号を追加

    ※クライアント番号はIBMのページを参照
  7. Domino Directoryのサーバ文書でTravelerのタブを設定