PPPの機能をEthernetを通して利用するためのプロトコルで
RFC2516として標準化されている。
電話回線やISDN回線のような発呼を要する通信回線を介して
ネットワークに接続するために開発されたPPPを
LANなどの「つなぎっぱなし」の環境でも利用できるようにしたものがPPPoEである。
通常のPPPとは異なり、MACアドレスによって双方のコンピュータを識別し、
その間に仮想回線を展開している。
PPPoEを利用すると、LAN上からもユーザ認証やIPアドレスの割り当てなどが可能になる。
これを利用することにより常時接続サービスにおいて
接続するプロバイダを簡単に切り替えられるようになる。
日本国内でも多くのADSL接続サービスがPPPoEを採用している。